抜け毛予防ではなく、発毛させるミノキシジルタブレット
成人男性の悩みのひとつによく挙げられるのが、抜け毛や薄毛です。
これは、男性型脱毛症(AGA)と呼ばれる症状で、全国で約1300万人の男性に当てはまる症状だとされています。
しかし、AGAに対して何らかの処置を取ったことのある人の数は650万人となっていますので、半数の方は何もケアすることなく放置していることになります。
AGAは、実は進行性です。
放置しておくと、どんどん髪の毛は薄くなり、抜けていってしまうのです。
1日でも早めの処置が大切だと言えるでしょう。
AGAのケアとして、まず思いつくのは育毛剤です。
頭皮に塗って使用するローションなどが一般的ですが、内服タイプの育毛剤も発売されています。
各社からさまざまな薬が出ていますが、ジェネリック医薬品のものは、後発品というだけで、成分や効果は正規品とほとんど変わらない上、大変リーズナブルで試しやすいでしょう。
その中でも、ミノキシジルタブレットというジェネリック品は、脱毛を予防するのではなく、発毛に特化した薬として耳目を集めています。
ミノキシジルという血管を拡張させる薬として開発された成分を主に作られており、発毛に必要な栄養素を血液に乗せて効率よく頭皮まで届けることができます。
経済的で安い育毛・発毛薬
なんと言っても服用するだけですから、手軽で誰にも気付かれずに薄毛対策ができるところも受けているようです。
しかし、内服薬タイプだと、副作用なども気になる方もいらっしゃるでしょう。
ミノキシジルタブレットの副作用としては、めまいや顔のむくみ、低血圧などが報告されています。
また、人工透析を受けている方は服用できません。
血管を膨張させて血流を良くし、発毛を促す薬ですので、血圧に何かしらの問題がある方や、心臓、腎臓、肝臓に疾患がある場合は、医師との相談が必要です。
ミノキシジルタブレットは、サプリメントではなく医薬品ですので、用法・用量はきちんと守る必要があります。
発毛効果を焦るあまり、用量を超えて服用するようなことは、危険ですのでおやめ下さい。
5mgのものと10mgのものが発売されていますが、まず最初は5mgのものから試してみた方が良いでしょう。
朝と晩に1錠ずつ服用します。
次に、効果が現れるまでの期間ですが、身体の中から発毛を促すので、外用タイプの育毛剤より効果が出るのは早いと言われますが、毛には毛周期というサイクルがありますので、数日で見る見る生えてくるようなことは、残念ながらありません。
個人差がありますが、1ヶ月ほど継続して服用することで、何かしらの効果を感じる方が多いようです。
高い発毛効果が期待できるミノキシジルタブレット
現在、男性型脱毛症(AGA)治療薬としてアメリカの政府機関FDAに認可されている医薬品はフィナステリドとミノキシジルのみです。
利用者が多くポピュラーなのはフィナステリドですが、高い発毛力があるのはミノキシジルだとされています。
そもそもミノキシジルは高血圧症患者のために開発された新薬で、服薬した患者さんに発毛効果が見られたことからAGA治療薬に使われるようになったとのことでした。
その高い発毛効果は一時的な血管拡張作用により得られるものです。
血流を良くすることで発毛に必要な頭皮環境をサポートし、髪の毛を生やすという仕組みになっています。
通常AGA治療は長期治療となるため即効性が期待できるものではありません。
しかしミノキシジルに関しては早い方で1〜2週間というスピードで効果が見られはじめるというので、それだけで効果の高さが伺えますね。
また、フィナステリドとミノキシジルは一緒に服薬することも可能で、併用することでより高い発毛効果が得られるのが利点です。
ミノキシジルの正規品はロニテンという商品ですが、ロニテンと同じミノキシジルを有用成分とし尚且つ安さを求めるのなら、ロニテンのジェネリック医薬品であるミノキシジルタブレットがお勧めされています。
副作用について
ロニテンと比較してもコストを4分の1程度まで減らすことができるため、経済的負担を抑えた育毛が期待できるでしょう。
ただしフィナステリドとミノキシジルはいずれも内服薬であり、特にミノキシジルは治療効果が高い分、強い副作用も懸念されています。
服用初期段階で以下のような副作用が報告されているので確認してみてください。
顔のむくみ、動悸、不整脈、多毛症、頭皮のかゆみ、眠気、低血圧などです。
人によって強く出る副作用は異なりますが、いずれも強く副作用を感じる方は少数にとどまっているようです。
ただし症状が重い場合や長く続く場合は服薬を停止し、医師の相談することが必要です。
また、先述したように高血圧症患者のために開発された薬なので血圧を下げる効果があるので、低血圧の人が服用すると大きな健康被害が問題となります。
さらに肝機能障害の患者さんも重篤化しやすいとされるので、特定の疾患を抱えている患者さんにはおすすめできません。
薄毛が酷い場合にミノキシジルを服薬し、十分な発毛効果が得られて来たら服薬を停止、その後はフィナステリドで治療を続けていくのが望ましいAGA治療でしょう。